戸隠村と姉妹都市になっている有名観光地と、地名の格好良さ。
長野市からバードラインを経て、標高をぐんぐんと上げていくと、戸隠の地にたどり着く。この地は現在、長野市の一部だが、2005年1月1日までは独立した自治体であった。戸隠は、街から離れた観光地として独自の雰囲気を持ち、その風光明媚な景観で訪れる者を魅了する。
実はこの戸隠、宮崎県の高千穂町と姉妹都市提携を結んでいる。どちらも街から離れ、交通は不便だが観光客で賑わっている点が共通しており、その縁も納得のいくものである。
改めて感じるのは、「戸隠」や「高千穂」という地名の持つ魅力だ。その響きと漢字の美しさは、まさにブランド力を感じさせる。この二つの地名に匹敵するようなものが、愛知県にもあるのだろうか?古知野や吉良吉田といった地名が浮かぶが、立地でいえば足助が近いかもしれない。しかし、全国トップレベルの戸隠・高千穂に並ぶのは、やはり難しい。