北陸地方の百貨店「大和」の店舗推移を追う。最大7店舗から現在は2店舗に。

北陸3県は、すべて百貨店がある。石川県と富山県には地元百貨店の大和、福井県は西武百貨店。県庁所在地以外の百貨店は次々に無くなっていった。最後まで残っていたのはおそらく高岡市。客入りや売上を見ると、次に危ないのは福井市かもしれない。

大和百貨店

大和（だいわ）は北陸を代表する百貨店。最盛期には新潟県を含め7店舗を展開していた。金沢市・富山市・高岡市・長岡市・上越市・新潟市・小松市。2010年には新潟県の長岡店や上越店、新潟店のほか、石川県の小松店を閉店。2019年、大和高岡店閉店。現在は旗艦店の香林坊店（金沢市）、富山店（富山市）の2店舗体制。

香林坊店

複合商業施設、香林坊アトリオのキーテナントとして大和香林坊本店が入居している。売り上げは好調。現在地に移転する前は、現在の片町きららが立地する片町地区で営業していた。

富山店

2007年（平成19年）9月21日に開業した総曲輪フェリオの核店舗として現在地に移転・開業。旧跡地には富山市ガラス美術館などが入居するTOYAMAキラリが建設されている。富山駅からライトレールで行くことができる。また、売り上げは北陸地方百貨店の中でも順調。