岐阜県の人口集中エリアはどこ?第5位からランキングで発表します。
愛知県の人口密集地を調べていたら、東別院の辺りが1位という、個人的には意外な結果となりました。運転中に見る景色からのイメージだけでは、なかなか実態は掴めていないということですね。そこで今回は、岐阜県の人口密集地はどこになるのか、気になったので調べてみることにしました。
条件は愛知県を調べた時と同じです。2020年国勢調査データを活用し、1kmの範囲で人口密度が高い地域を調べます。愛知県では1km内に1万人以上が住んでいる場所がいくつもありましたが、果たして岐阜県ではどうでしょうか。
第5位:長良西小学校周辺
岐阜市、人口7,155
やはり県庁所在地である岐阜市からのランクインとなりました。長良川よりも北のエリアで、岐阜市立の長良中学校や長良西小学校がある地域です。そんなに人口が多そうに見えないエリアだったので、意外な順位でした。
第4位:JR岐阜駅西側周辺
岐阜市、人口7,354
また岐阜市からのランクインです。JR岐阜駅を含むブロックと西側で隣接するエリアが第4位となりました。ライオンズマンションなどもあり、ここは駅近でいかにも人口が多そうなエリアです。
第3位:JR岐阜駅南側周辺
岐阜市、人口7,503
第4位に引き続き、JR岐阜駅周辺からランクインです。今回はJR岐阜駅の南側エリアです。旧中山道も通る、江戸時代に大いに栄えた加納宿を含む地域で、現代においても多くの人が住んでいるようです。
第2位:各務原市那加・蘇原周辺
各務原市、人口7,785
このまま岐阜市が全て上位を独占するかと思いきや、思わぬ伏兵がランクインしました。大垣市ではなく、各務原市の地域が第2位です。場所としては、JR高山本線の那加駅と蘇原駅の中間くらいの路線北側エリアです。かえで通りの付近には多くのマンション・アパートが立ち並ぶエリアですが、まさか岐阜県全体で2位に入る人口密度だとは思いませんでした。
第1位:JR岐阜駅東側周辺
岐阜市、人口8,461
人口が唯一8,000人を超えたのが、第1位であるJR岐阜駅東側エリアです。駅で言えば名鉄各務原線の田神駅が含まれます。特に名鉄各務原線とJR高山本線に挟まれたエリアには、大型のマンションやアパートが立ち並んでいて、航空写真からでも人口の多さが伺えます。
感想・まとめ
JR岐阜駅周辺で、人口密度が非常に高くなっていました。駅の利用者数も、過去はかなり差をつけて1位だった名鉄岐阜駅(新岐阜駅)を追い抜かし、県内で利用客1位となっています。実はJR岐阜駅を含むエリアは岐阜県第6位の人口密集地区でした。よって第6位、第4位、第3位、第1位がすべてJR岐阜駅周辺に集まっていることが分かります。
大垣市や多治見市は上位に食い込むかと思っていましたが、今回は入ってきませんでした。大垣市で最も人口が密集していたのは大垣駅前を含む駅南側周辺で、6,736人でした。残念ながら、岐阜市・各務原市・大垣市以外で1km人口が6,000人を超えるエリアはありませんでした。
人口5,000人以上にまで数値を落とせば、可児市(日本ライン今渡駅周辺)や多治見市(多治見駅周辺)が該当してきます。1km人口が5,000人を超えるエリアの数は、岐阜市で20ヶ所、各務原市と大垣市で4ヶ所、可児市と多治見市で1ヶ所でした。
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