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【鶴舞線編】名古屋市営地下鉄の路線沿線人口や事業所数を可視化し、街の姿をイメージしやすくしてみる

駅周辺の人口や事業所数から、都会度を比較することがある。今回は、連続するデータを視覚的に分かりやすく表現し、分析してみることにする。

本記事で取り上げるのは、名古屋鉄道が直通運転を行なっている名古屋市営地下鉄鶴舞線。名古屋駅も栄駅も通らない路線であるが、路線中で人口が多いエリアはどのあたりなのか。

興味のある人は他の路線データと比較しながらどうぞ。
東山線編
名城線

CONTENTS

沿線人口

2020年 国勢調査を参考に、総人口を各駅周辺1kmの範囲で数えた。総人口データは小地域(町丁・字等)単位のため、面積で按分している。

差を分かりやすくしているため、すべての駅で◾️を10個ずつ省略している。また、◾️1つが2,000人。

◾️ 上小田井駅
 庄内緑地公園駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 浄心駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 庄内通駅
◾️◾️◾️◾️ 浅間町駅
 丸の内駅
◾️ 伏見駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 大須観音駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 上前津駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 千種駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 荒畑駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 御器所駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 川名駅
◾️◾️◾️ いりなか駅
◾️◾️◾️ 八事駅
◾️◾️◾️ 塩釜口駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 植田駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 原駅
◾️◾️ 平針駅
 赤池駅

最多と最少

最多は上前津駅の42,800人。最少は赤池駅の15,477人。赤池駅周辺は、現在土地区画整理事業が進み、マンションが次々に建設されている。今後大きな変化がありそうだ。

赤池駅近くにはレトロ電車館がある

見えてくる3つの波

視覚化すると良く分かるが、鶴舞線では駅周辺の人口密度が高いグループが3つある。まずは浄心駅〜浅間町駅のエリア。そこを過ぎると、丸の内、伏見といったオフィス街で、当然人口は少なくなる。超オフィス街を挟んで大須観音駅〜川名駅のエリアが次の波。かなり広い範囲に渡って人口が多いエリアを通ることが分かる。特に上前津駅・御器所駅は1位と2位。その後は八事駅周辺の山がちな地形を通って人口密度は一度減るが、植田駅・原駅で再び駅周辺人口が増加する。

駅周辺人口が多い上前津駅と御器所駅

両駅に共通して言えるのは、他の地下鉄路線との乗り換え駅であること。上前津駅には名城線も乗り入れ、名古屋城駅周辺の官公庁街へ向かうことができる。御器所駅には桜通線が乗り入れ、鶴舞線では行けない名古屋駅へ直接乗り込むことができる。確かにこの2駅周辺に住めば、乗り換えなしで様々な場所へ通勤が可能で、人口密度が高いことも納得がいく。

沿線事業所

2014年 経済センサスー基礎調査を参考に、事業所数を各駅周辺1kmの範囲で数えた。事業所数データは小地域(町丁・字等)単位のため、面積で按分している。

差を分かりやすくしているため、すべての駅で◾️を約1個ずつ省略している。また、◾️1つが1,000事業所。

◾️ 上小田井駅
 庄内緑地公園駅
◾️ 浄心駅
◾️ 庄内通駅
◾️◾️ 浅間町駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 丸の内駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 伏見駅
◾️◾️◾️◾️◾️◾️ 大須観音駅
◾️◾️◾️◾️◾️ 上前津駅
◾️◾️ 鶴舞駅
◾️ 荒畑駅
◾️ 御器所駅
◾️ 川名駅
 いりなか駅
 八事駅
 塩釜口駅
◾️ 植田駅
 原駅
 平針駅
 赤池駅

最多と最少

最少は赤池駅の537事業所。最多は伏見駅の13,396事業所。伏見駅は東山線と鶴舞線が乗り入れる。よって、両路線の最大値は同じとなる。

伏見に劣らず丸の内もオフィス街

オフィス街として有名な丸の内エリア。実際に、数値で見れば鶴舞線駅では伏見に次ぐ2位。名古屋市営地下鉄全駅で見ても、名古屋駅以上で栄駅以下という位置にランクインした。

鶴舞駅から東は、事業所が急激に減る

JR中央本線との乗り換え駅である鶴舞駅を過ぎれば、事業所数が激減する。東山線では、同じくJR中央本線との乗り換え駅である千種駅を過ぎた後も、今池、池下と事業数はそこそこの数値をキープしていた。ここは大きな違いと言えそう。

2024年上期連続テレビドラマ小説のロケ地ともなっている鶴舞公園

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