自分がよく行く中で、立ち寄り率が高いサービスエリア
幼い頃、私には高速道路のサービスエリアがまるで目的地よりも楽しいレジャースポットのように映っていた。車がそのエリアに近づくと、親に頼み込んで立ち寄ってもらった記憶が鮮やかに蘇る。成長し、自らハンドルを握るようになると、さすがに全てのサービスエリアに立ち寄るわけにはいかなくなった。それでも、道中で必ず訪れる場所がいくつかある。
その代表が、東海北陸自動車道の「ひるがの高原サービスエリア」である。このエリアは私だけでなく、多くのドライバーも立ち寄る場所だ。時には、前の車も後ろの車も一斉にサービスエリアへと入っていく光景が見られるほどだ。近隣に大きなサービスエリアがないことや、風景の美しさ、そして何よりも美味しいソフトクリームなど、魅力には事欠かない。しかし、その人気の最大の理由は、やはり立地の良さにあるのだろう。富山や高山に向かう際、寄りやすい場所だ。
他にも、淡路サービスエリアや諏訪サービスエリアが思い浮かぶ。諏訪サービスエリアは松本方面へ向かう際には通らないため、訪れる機会は少ないが、山梨方面に向かうときにはほぼ毎回立ち寄る。もっと遠くのサービスエリアになると、そもそも訪れた機会が少なすぎて、比較検討するのも難しい。大学時代に下道を使って移動していたことが、こうしたサービスエリアの経験値不足という形につながっていると実感。
私が免許を取る前まで馴染み深かったのは、吹田サービスエリアだった。さて、私の娘にとっての「馴染みのサービスエリア」はどこになるのだろうか。そう考えると、これからのドライブが少し楽しみになる。