富士の麓へ行くと、いつも想像の倍以上ある富士山の規模

富士山が好きで、年に一度はそのエネルギーをもらいに旅することにしている。

偶然ではあるが、
娘を授かったと知ってから最初の旅が静岡〜山梨だった。
そのときに富士浅間神社で購入したお守りを、
約3年を経てようやく返しに行くことができた。

隣県であるにもかかわらず、
愛知と富士山は遠い。

名古屋のショッピングセンターに来ていた若いアイドルの子が、MCの中で
「近々、沼津市でライブがあるので、近いと思うので愛知県のみなさん是非きてください。」と話していて、
「いや、東京からの方が実は近いんだよなぁ」と思ったことがある。

もしかしたら西日本の人からすると、
東海地方という括りで、
富士山は愛知県寄りだと考えられているのかもしれない。

実際には、
東海3県から富士山はほとんど見えず、
圧倒的に首都圏の方が関係が深いし
心の距離も近いだろう。

そんなわけで、日帰り旅中心の我々家族は、
なかなか富士山を訪れることは難しい。
娘が産まれる前は
車中泊で時々出掛けていたけど、
今は難しくなった。

先日、意を決して
朝5時に家を出て、
富士山へ日帰りドライブを敢行した。

富士山の写真スポットである富士宮市の田貫湖に朝早く到着したが、残念ながら富士山は雲で隠れて見えず。
仕方なく次の朝霧高原へ到着も、
やはり富士山の全貌は見えず。

道中で富士宮焼きそばを食べて店を出た時、
ようやく富士山を見ることができた。

これは毎回のことだが、
あまりの大きさ、壮大さに驚く。
想像している倍以上の大きさがあって、
中部地方で山脈ばかり見ている自分には新鮮な輪郭で美しい。
これは山岳信仰が生まれるわけだ
と感じながら、
娘にも
「あれが富士山だよ」
初めての富士山を教えてあげた。

後日、三重県や岐阜県で
雪山が車窓から見えるたび、
「あ!富士山!」と娘が反応するようになった。

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