愛知県の新しい道の駅・日進市と犬山市の計画進捗は?
平成31年に道の駅「とよはし」、令和2年に道の駅「したら」が誕生した愛知県。次に完成する新しい道の駅はどこになるだろうか。自治体が公開している資料などを基に完成予定時期や建設予定地を確認していきたい。
愛知県内市町村で
道の駅計画がある街
具体的に道の駅建設を決めている自治体は、筆者が調べた限りだと日進市と犬山市のみだった。他にも建設の可能性がある自治体はあるものの、具体的な計画が自治体から公開されているのは上述した2市だけ。今回は日進市と犬山市の道の駅計画についてみていく。
日進市「道の駅」計画
整備コンセプト
市民が集い にぎわい 成長し 都市をデザインする「道の駅」
計画の概要
日進市はかなり具体的に計画が進んでおり、基本計画の策定は勿論のこと、事業説明会や基本設計まで行われている。
さらに、平成31年には国土交通省から重点道の駅に選定されている。愛知県内で次に完成する道の駅はおそらくココだろう。設計のイメージも公開されていた。
パンフレットを見ると、施設の内容についても言及されていた。農産物直売所や飲食店のほか、ベーカリーや子育て支援施設、DMO活動拠点などが予定されている。
予定地はどこ?
日進市の道路網は、東西を通る国道153号と、南北を通る主要地方道瀬戸大府東海線が大動脈となっているが、この道の駅は瀬戸大府東海線沿いに建設されるようだ。国道153号には、隣の東郷町が道の駅を建設する話があったようだが、推進派の町長が選挙で敗北し、その後いろいろあって道の駅構想は消えて現在に至る。
日進市 道の駅予定地
完成予定はいつ?
公開されている計画を見ると令和6年頃となっていた。ただし、今後の検討・調整により変更となる可能性があると明記されている。コロナ禍を挟んでいるため、後述の犬山市のように進捗に遅れが生じる可能性が高いと思われるが…。
日進市の道の駅整備事業については、ホームページで様々な情報が公開されている。詳細が知りたい方は、下記リンクからご確認を。
日進市公式ホームページより
道の駅の名称募集
※2023年7月11日追記
令和5年4月1日(土曜日)から5月8日(月曜日)まで、道の駅の名称募集を行っていた模様。応募は596点もあったようで、最終的にどんな名称になるのか非常に楽しみ。
犬山市「道の駅」計画
整備コンセプト
可能性のトビラを開き、地域活力を創造する「(仮称)道の駅いぬやま」
計画の概要
犬山市は、「犬山市道の駅エリア基本計画」を策定しており、道の駅計画がかなり進んでいる。ただ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴って現在は当面見合わせ状態が続いているようだ。今回は見合わせになる前に策定された基本計画に沿って構想を紹介する。
施設配置のイメージ
予定地はどこ?
尾張北部の大動脈、国道41号沿いが予定地。名鉄小牧線と立体交差する総合犬山中央病院付近の、名古屋方面側に建設計画がある。犬山城下町周辺の観光エリアと、リトルワールドや明治村など尾張丘陵に位置する観光エリアを繋ぐ、市内観光のハブ機能を期待されている。観光バスが多く来るかも?
犬山市 道の駅予定地
完成予定はいつ?
基本計画では、令和8年度開業予定(変更となる場合がある)と記載されているが、コロナ禍で動きが止まっている状況だ。市議会の答弁内容を見てみたが、2022年11月の段階では検討の再会もしておらず、開業は当分先になりそうな状況。
いつ道の駅事業が再開されるかは未定だが、市ホームページなどを確認し、今後の動きにも注目していきたい。
犬山市公式ホームページより
まとめ・感想
次に道の駅ができる街は、日進市の可能性が高そうだ。都会型の道の駅となりそうだが、完成したらぜひ行ってみたい。
すでに完成している道の駅では、豊田市の「どんぐりの郷いなぶ」や田原市の「田原めっくんはうす」がリニューアルして綺麗になっていた。さらに、田原市の「伊良湖 クリスタルポルト」が、改修工事を行うため2022年9月30日で一時閉館となった。リニューアルが楽しみだ。
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