愛知県で、オシャレな広報紙を発行している自治体を探してみる
あなたがお住まいの自治体は、どんな広報紙が配られていますか。読まずに捨ててしまう人も少なからず居るでしょう。予算が付く自治体であれば、カラーで分厚めの広報紙を作成しているかもしれません。道の駅や子育てセンターには広報紙が置かれていることが多く、これまでに色々な自治体の広報紙を読みましたが、だいぶ差があるなーという印象を受けました。今回は、私が住む愛知県内のオシャレな広報紙を探してみます。
全国広報コンクール
毎年実施されているコンクールです。公益社団法人日本広報協会が主催し、内閣府・総務省・読売新聞社 BS・よしもと株式会社が後援(2023年)となっています。自治体職員やデザインに興味がある人には有名だとは思いますが、世間一般にはあまり知られていない気がします。内閣総理大臣賞に選ばれるような広報紙は、やはり素人の私が見ても素晴らしい写真配置や色使いで、思わず手に取って読みたくなる仕上がりです。
愛知県内の受賞状況
愛知県内のオシャレな広報紙を探すなら、この全国広報コンクールに入賞した作品がないか調べれば早い訳です。そんなわけで、過去の入賞作品を調べてみました。
全国広報コンクール2022(令和4)年
- 読売新聞社賞・入選2席 愛知県東浦町
広報ひがしうら(2021年12月号)
全国広報コンクール2021(令和3)年
- 入選 愛知県東浦町
広報ひがしうら(2020年12月1日号) - 入選(一枚写真部) 愛知県安城市
広報あんじょう(2020年10月号・表紙) - 入選3席(映像) 愛知県東郷町
ちょうど級タウン東郷町
全国広報コンクール2020(令和2)年
- 入選 愛知県田原市
広報たはら(2019年2月号) - 入選3席(組み写真部) 愛知県豊田市
広報とよた(2019年12月号・2~3ページ)
全国広報コンクール2019(平成31)年
- 入選2席 愛知県東浦町
広報ひがしうら(2018年9月1日号)
全国広報コンクール2018(平成30)年
受賞なし
全国広報コンクール2017(平成29)年
- 入選(映像) 愛知県東郷町
とうごうチャンネル シティプロモーション「いこまい東郷」
全国広報コンクール2016(平成28)年
- 1席(組み写真) 愛知県豊田市
広報とよた(2015年7月15日号)4~5ページ
愛知県でも広報コンクールを実施している
全国広報コンクールにおける市町村の広報紙は、それぞれの県が2点以内に数を絞って推薦するシステムのようです。愛知県の場合、どうやって決めてるのかな〜と調べてみると、独自に愛知県広報コンクールを実施していることを知りました。ここで特選となった作品を、全国広報コンクールへ推薦しているようです。言わば、県大会の上位が全国大会へ進んでる感じですね。
2021年度の愛知県広報コンクールでは、広報紙(市部)で「広報おおぶ11月号」が、広報紙(町村部)では「広報ひがしうら12月号」が特選となっていました。この2作品が、2022年度の全国広報コンクールへ推薦され、見事に東浦町が読売新聞社賞を獲得したわけですね。 応募数を見てみると、市部が21点、町村部が4点、、、。町村部のほうが全国へ進みやすいみたいですね。合計でも25点の応募であり、応募していない自治体が多いみたいです。色々な理由はあるんでしょうけど、せっかく広報紙を発行しているなら、コンクールへ応募はして欲しいですよね。応募しない理由が「自信がないから」とかだったら悲しいです。少なくとも応募するデメリットはあまり無いように思えますが…。
近年で一番評価されている「広報ひがしうら」を見てみよう
受賞状況を見ると、東浦町の広報紙が大変高い評価を受けていることが分かります。そんな広報ひがしうらを見てみました。内容を見ていくと、「読みやすいけど、そんな特別デザイン性が優れているわけでは無いような…?」と思っていましたが、全国で賞を取った号を見てみると…。
出典:広報ひがしうら(2021年12月号)
凄い良デザイン!他の号を見ても、特集ページのデザインが工夫されている印象です。特集ページだと、複数ページにわたって統一感のあるデザインにできるので整って見えますね。
個人的にデザインが好きな広報紙
岡崎市
出典:市政だよりおかざき(2022年11月号)
表紙のデザインもお洒落ですし、何より一番好きなのは目次のページです。そもそも目次ページが無い広報も結構ありますが、私はある方が好みです。
土岐市
出典:広報とき(2022年10月号)
愛知県の自治体では無いですが、岐阜県土岐市の広報紙が好きです。広報ときは余分な装飾を付けず、シンプルに美しい段組や、余白の取り方をしています。
いなべ市
出典:いなべ市情報誌LINK
そもそも広報紙の名前が今風ですよね。いなべ市の広報は写真が上手に使われています。文字ばかりを詰め込んだ広報紙を作っている自治体とは対照的です。ブログ記事も、まず写真を見て興味があったら文字を読む、みたいな人が多いと聞きます。まさに、そんな時代に合った広報紙な気がします。
広報紙を快適に読めるアプリ
現代は、インターネットのおかげで自分が住んでいない地域の広報紙を読むことが簡単になりました。各自治体のホームページを見れば、広報紙のバックナンバーが掲載されていることが多いです。ただ、データが重い場合もありますし、快適に読みたいのなら、広報紙を読むことに特化したアプリを使用することをおすすめします。私は、「マチイロ」というアプリを使っています。
あなたも、お気に入りの広報紙を見つけてみませんか。
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