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スタバへのアクセスが良い愛知県の市区町村はどこだ

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しばしば都会の指標として使われるスターバックス。愛知県内の市区町村でも、スタバに行きやすい街と行きにくい街、いわゆる「スタバ格差」は存在するのだろうか。今回は、スターバックスのホームページで公開されている店舗情報と、自治体人口や面積と掛け合わせて独自ランキングを作成した。

目次

はじめに

まずはスタバックスの公式HPで公開されている店舗情報を確認し、県内各市区町村にどれくらいの店舗があるのかを確認してみる。
結果は、以下のとおりだ。

県内自治体別スタバ店舗数

※作成日:2022年11月12日

番号市区町村名店舗数
1名古屋市千種区7
2名古屋市東区6
3名古屋市北区2
4名古屋市西区4
5名古屋市中村区13
6名古屋市中区16
7名古屋市昭和区3
8名古屋市瑞穂区1
9名古屋市熱田区4
10名古屋市中川区0
11名古屋市港区3
12名古屋市南区2
13名古屋市守山区2
14名古屋市緑区5
15名古屋市名東区1
16名古屋市天白区0
17豊橋市4
18岡崎市6
19一宮市6
20瀬戸市1
21半田市1
22春日井市6
23豊川市2
24津島市1
25碧南市1
26刈谷市2
27豊田市5
28安城市2
29西尾市1
30蒲郡市0
31犬山市1
32常滑市5
33江南市1
34小牧市2
35稲沢市3
36新城市0
37東海市2
38大府市1
39知多市0
40知立市2
41尾張旭市0
42高浜市0
43岩倉市0
44豊明市1
45日進市3
46田原市0
47愛西市1
48清須市0
49北名古屋市1
50弥富市0
51みよし市1
52あま市0
53長久手市3
54東郷町2
55豊山町0
56大口町0
57扶桑町1
58大治町0
59蟹江町0
60飛島村0
61阿久比町0
62東浦町2
63南知多町0
64美浜町0
65武豊町0
66幸田町0
67設楽町0
68東栄町0
69豊根村0
スターバックス公式HPの店舗情報を基に筆者作成

この情報だけでは、スタバとの距離感が分かりづらい。今回は、いくつかのデータを基にランキングを作成し、スタバへのアクセス良好な自治体を探っていきたい。

単純な店舗数は
どの市区町村が多いのか

スタバ店舗数ランキング

上位13自治体

順位市区町村名店舗数
1名古屋市中区16
2名古屋市中村区13
3名古屋市千種区7
4名古屋市東区6
4岡崎市6
4一宮市6
4春日井市6
8緑区5
8豊田市5
8常滑市5
11名古屋市西区4
11名古屋市熱田区4
11豊橋市4
スターバックス公式HPの店舗情報を基に筆者作成

名古屋市中心部は凄い

名古屋市中区と中村区が飛び抜けて多い。東海地方の大繁華街、名駅があるため当然と言えば当然だ。この辺りの地区は、通勤や通学、買い物で他の周辺市町村から人口が流入するため、スタバの利用者もいろいろな地域の居住者だと推測できる。

常滑市が8位?

ランキングを見て多くの人が気になるのは常滑市の存在だろう。常滑市の店舗を調べてみると、中部国際空港(セントレア)関連店舗が4、イオンモール常滑に1店舗だった。

常滑市のスタバ

他の市区町村でも同様のケースがあるのだが、例えば同じイオンモール内に2店舗あったとしても、一体化しておらず別の場所にあれば2店舗としてカウントされる。

面積当たりの店舗数で
比較してみた

面積当たりの店舗数ランキング

単純な店舗数だけでは、面積の広い街が有利な気もするので、10㎢当たりの店舗数を調べてみた。

上位15自治体

順位市区町村名店/10k㎡
1名古屋市中区17.06
2名古屋市中村区7.98
3名古屋市東区7.78
4名古屋市熱田区4.88
5名古屋市千種区3.85
6名古屋市昭和区2.74
7名古屋市西区2.23
8長久手市1.39
9名古屋市緑区1.32
10知立市1.23
11名古屋市北区1.14
12東郷町1.11
13名古屋市南区1.08
14常滑市0.89
15扶桑町0.89
スターバックス公式HPの店舗情報を基に筆者作成

意外な街もランクイン

やはり名古屋市中区が圧倒的だ。名古屋市にはかなり密にスタバがあることが分かる。
気になるのは、名古屋市以外でランクインした長久手市・知立市・東郷町・常滑市・扶桑町。それぞれの内訳を調べてみた。

長久手市
  • イオンモール長久手店
  • 名古屋 アピタ長久手店
  • 愛知歯科大学店
知立市
  • 知立上重原店
  • ギャラリエアピタ知立店
東郷町
  • ららぽーと愛知東郷3階店
  • TSUTAYA BOOKSTORE ららぽーと愛知東郷店
扶桑町
  • イオンモール扶桑店

名古屋市以外の市町村では、大型商業施設にスタバが店舗を構えているケースが多いようだ。特に町ではその傾向が顕著だ。

人口当たりの店舗数で
比較してみた

店の混雑を考慮したい

スタバ店舗が多くあったとしても、人口比で少なすぎると混雑が激しく、スタバへのアクセスが良いとは言えないと考え、人口当たりの店舗数を求めてみた。昼間人口で求めた方が良い気もするが、今回は2020年の自治体人口(国勢調査より)で集計した。

人口当たりの店舗数ランキング

上位15自治体

順位市区町村名店/10万人
1名古屋市中区17.19
2名古屋市中村区9.38
3常滑市8.52
4名古屋市東区7.11
5名古屋市熱田区5.97
6長久手市4.99
7東郷町4.56
8名古屋市千種区4.24
9東浦町4.03
10日進市3.28
11扶桑町2.93
12名古屋市昭和区2.79
13知立市2.77
14名古屋市西区2.65
15稲沢市2.23
スターバックス公式HPの店舗情報を基に筆者作成

日進市稲沢市が新しくランクインした。それぞれの内訳を見てみよう。

日進市
  • プライムツリー赤池店
  • 日進香久山店
  • 日進竹の山店
稲沢市
  • 稲沢桜木宮前店
  • アピタタウン稲沢店
  • リーフウォーク稲沢店

日進市とカフェ

日進市は商業施設型が1店舗とロードサイド型が2店舗だ。竹の山店があるエリアは、大学が多く存在し、度々メディアでも取り上げられるカフェ激戦区となっている。

竹の山エリア

総合ランキングを算出してみた

店舗数・面積当たり店舗数・人口当たり店舗数の順位を総合して、最終的な独自ランキングを作成した。

※総合ポイント算出方法
総市区町村数の69から3つの順位平均を引いた数


第1位 名古屋市中区(総合ポイント68)

圧倒的な店舗数で、他を寄せ付けない1位。スタバがあるほど都会というイメージは大体正しいのだと実感させられる。

店舗数面積当たり人口当たり
1位1位1位
ランキング算出内訳

第2位 名古屋市中村区(総合ポイント67)

こちらも名古屋の中心部。中区に次ぐ不動の2位。

店舗数面積当たり人口当たり
2位2位2位
ランキング算出内訳

第3位 名古屋市東区(総合ポイント65.3)

1位~3位の中区・中村区・東区は、昼間人口が大きく増える地域でもある。そのあたり、店舗数にも大きく影響していると思われる。

店舗数面積当たり人口当たり
4位3位4位
ランキング算出内訳

第4位 名古屋市千種区(総合ポイント63.7)

店舗数面積当たり人口当たり
3位5位8位
ランキング算出内訳

第5位 名古屋市熱田区(総合ポイント62.3)

店舗数面積当たり人口当たり
11位4位5位
ランキング算出内訳

第6位 常滑市(総合ポイント60.7)

店舗数面積当たり人口当たり
8位14位3位
ランキング算出内訳

第7位 長久手市(総合ポイント59.7)

店舗数面積当たり人口当たり
14位8位6位
ランキング算出内訳

第8位 名古屋市西区(総合ポイント58.3)

店舗数面積当たり人口当たり
11位7位14位
ランキング算出内訳

第8位 名古屋市昭和区(総合ポイント58.3)

店舗数面積当たり人口当たり
14位6位12位
ランキング算出内訳

第10位 名古屋市緑区(総合ポイント57.7)

店舗数面積当たり人口当たり
8位9位17位
ランキング算出内訳

※この記事の参考とした資料(スターバックス公式:Starbucks Coffee Japan – スターバックス コーヒー ジャパン

まとめ・感想

結局は名古屋市の独壇場であったが、市域にセントレアのような国際空港があると大幅にランクアップが望めるのかもしれない。名古屋市は利用者の多い駅が多く、巨大都市圏の中心都市として店舗数が多いことは必然と言える。時間があれば他の都市圏の中心都市とも比較してみたい。

これまでは駅や大型商業施設に出店されるケースが多く見られた。ただ最近は、ロードサイド型でドライブスルーを併設した店舗が増えてきている印象を受ける。今後は交通量の多い国道や県道が通る自治体の順位が上がっていくかもしれない。

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