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デジでん甲子園2023、愛知県における自治体のノミネートは?

デジタル田園都市という言葉を聞いたことがありますか。近年では特に、どの地方公共団体も積極的に取り組んでいます。いや、取り組まざるを得ないと言えるかもしれません。今回は、国が実施する「デジでん甲子園2023」の投票が始まっていたので、地元を応援する意味でも、愛知県内市町村の情報を確認してみます。

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デジタル田園都市構想って何だ?

デジタル田園都市国家構想は、これからの日本社会の重要な課題、そして国策として推し進められています。そう、そのため、積極的に取り組む地方自治体にはしっかり補助金が国から出るんです。多くの地方自治体では、補助金を活用しつつ、地域独自の課題に取り組んでいます。

まず、内閣官房のホームページから、この構想がどういった内容であるか確認してみましょう。

地方を中心に、人口減少・少子高齢化、過疎化・東京圏への一極集中、地域産業の空洞化といった課題に直面しています。
こうした課題を解決するには、これまでの地方創生の成果を最大限に活用しつつ、 地方活性化を図っていくことが求められています。

デジタル技術が急速に発展する中、デジタルは地方の社会課題を解決する鍵であり、新たな価値を生み出す源泉となっています。

簡単に言えば、デジタル技術で地方活性化!といったところでしょうか。

もちろん負の側面もありますが、デジタル化で便利な社会を目指して日々変革が続いています。過疎化による定期路線の廃止、その後のオンデマンド交通など、その恩恵は都会だけで無く、むしろ地方にこそ必要不可欠なものと言えるかもしれません。デ

ジタル・デバイド(情報格差)は、私が義務教育を受けていた約20年前でも既に社会課題として授業で習う単語でした。そして2024年の現在、情報格差はより深刻な課題として日常にある気がします。年代による格差、都会・地方による格差など形は様々ですが、地方自治体や地域に根差す企業、NPO等が頑張ることで地域による格差は是正できるはずです。そんな意味でも、この甲子園にノミネートしている地方自治体を応援していきたいですね。

今回は、デジでん甲子園2023で本選出場者に選ばれた愛知県の自治体を二つ紹介します。

愛知県① 豊田市

水道DX~人工衛星とAIによる水道管の健康診断~

担当部署

豊田市上下水道局

取組内容

24時間365日安全安心な「水」を供給するため、デジタル技術を活用した水道管の健康診断により、水道管の健康状態を見える化し、効率的な維持管理に取り組んだ。
・人工衛星データから水の成分を分析し、優先的に漏水調査エリアを特定する「漏水エリア特定診断」の実施
・「漏水エリア特定診断」の精度を更に向上させるため、実証実験(漏水リスク評価)を実施し、検証
・未来の水道管の破損確率をAIで解析し、水道管の入替優先順位を見える化する「劣化予測診断」の実施
・熟練職員の暗黙知を定量化、入替順位に反映
・人工衛星データから取得した地表面温度を活用して「水道管凍結注意マップ」を作成、HPで公開

情報:内閣官房デジタル田園都市国家構想HP

愛知県② 春日井市

地域共助による自動運転ラストマイル送迎サービスの社会実装

担当部署

まちづくり推進部 都市政策課

取組内容

石尾台地区は高低差が非常に大きく、高齢化率も高いため、免許返納後の移動が懸念されている。住民の外出促進や健康増進には、低価格のドアツードアサービスの提供が効果的であり、本来であれば既存の公共交通事業者によるサービス提供が望ましいところ、著しく狭い範囲と距離では事業として採算性を確保することは困難である。これら移動の問題を地域の課題として捉え、持続的で自立した移動の仕組みを目指し地元有志でNPO法人を設立、令和4年10月から送迎サービスを開始。事業継続性の確保や地域住民の負担軽減を目指し、令和5年2月から名古屋大学、KDDIなどと連携し、自動運転車両を使用したサービス提供を開始。

情報:内閣官房デジタル田園都市国家構想HP

感想

動画には高蔵寺ニュータウンの複合施設「グルッポふじどう」が登場します。高蔵寺ニュータウンは巨大ニュータウンであって、高齢化が進むエリア。住民が運営するオンデマンド型自動運転送迎サービスは日本初とのこと。今後、全国的に高齢化、公共交通の効率化が進んでいくと、春日井市のケースは注目のモデルケースとなると思います。

投票してみよう

他の全国自治体の事例も多くノミネートされています。ぜひ内容を確認し、素晴らしいと思った取り組みに投票してみてください。誰でも投票ができます。

インターネット投票対象事例一覧

インターネット投票フォーム

どこかの良い取り組みを参考に、日本全体でデジタル対応が進んでいくと良いですね。

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