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守山区の中心地は小幡なのか、駅の利用者や歴史から考えてみる

こんにちは、みするー(@misuru19)です。

名古屋市の中でも異質な存在、それが守山区だと思います。一番有名なのは、名古屋市で唯一地下鉄が通らない区であること。名古屋市の行政区では唯一、市が合併して区域となったこと。特筆すべき特徴がたくさん存在する守山区ですが、今回はその中心地というのがどこにあるのか探ってみたいと思います。

目次

まずは中心地らしい候補を探してみる

闇雲に全地域を見ていくわけにもいかないので、まずは中心地っぽい場所をいくつかピックアップしてみます。

新守山駅周辺

JR中央本線の新守山駅周辺が候補としてあがるでしょう。新守山駅ですが、設置されたのは1964年と比較的最近です。乗車人員が1日あたり約8000人で、中央本線の名古屋駅-高蔵寺駅間では一番利用客が少ないものの、守山区にある駅中では最も利用客が多いです。

小幡地区

有力候補です。推しポイントは、区役所が位置していること、小幡駅が結構大きな駅であることです。いわゆる瀬戸街道にある歴史的な地区です。ただし、区役所は現在の守山図書館(自衛隊守山駐屯地の近く)から1971年に移転されたものです。また、小幡駅の利用客は乗車人員約12000人(1日あたり)で、同じく守山区にある大森・金城学院前駅と僅差で争ってます。

大森地区

既述の2箇所に比べると微妙ですが、金城学院大学があることで学生の街っぽくなっています。大学生が多く利用するため、大森・金城学院前駅の利用客はかなり多いです。

志段味地区

人口が急増しているエリア。竜泉寺街道を進んだ先にあります。上志段味地区は庄内川を越えて直ぐが高蔵寺駅なので、意外と交通が便利かもしれないです。コストコが出店したり、新しい小学校が建設されたり、大変ホットな地区です。

守山区の歴史を確認する

名古屋市の行政区は16区設置されています。守山区は、1963年に名古屋市13番目の区として誕生しました。名古屋市は誕生以降、市域を東へ広げてきた歴史があります。守山区域が吸収合併された時には、すでに「守山市」でした。

Wikipedia風の言い回しになりますが、守山市は、かつて愛知県に存在した市です。守山市は、1954年に守山町が志段味村を編入することにより市制以降した自治体です。さらに分解すると、守山町は高間村、二城村、小幡村、大森村が合併して誕生しました。

話は戻りますが、現守山区域の住民は名古屋市への合併を早くから希望していたようです。守山市が誕生した後、実施された住民投票では合併賛成派がなんと8割を超える結果となったそう。合併関係で、ここまで割れない結果は珍しい気もします。すぐに合併してしまったため、守山市は9年間ほどで姿を消します。因みにその後、滋賀県に守山市が誕生します。

やっぱり小幡が守山区の中心なのか

結局、歴史を見ても微妙な結果でした。旧守山町の地域が志段味地区より中心地とは言えそうです。

駅の利用客は新守山駅の方が多いですが、駅の規模や周辺地域をみると小幡駅の方が発展しているように思えます。歴史的な街道である瀬戸街道沿いに発展した街という点も箔が付きますね。

中心地です!という雰囲気は薄いですが、他にあるかと言われれば小幡以上の地域は無い気がします。なので、消去法で小幡が守山区の中心地区とさせてください。

実際、守山区の住民にアンケートをとってみたらどうなるのか気になるところです。広い視点で見れば、守山区民の中心地は大曽根だと言える気もしますが…。みなさんはどう思いますか。ぜひ教えてくださいね。

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